頭の中身をprintf

おっさんITエンジニアの頭の中身を記述するだけのBlog。なお、基本コンセプトは「理系男子」。目標としているのはHellow World!以上の文字列をはてなブログに出力すること。最近、妄想ブログになりつつあるのが悩みといえば悩み。

オークションで自分好みのノートPCを見つけてしまったという話(その1)

いずれゆっくり長々とBlogにまとめようと思っているのですが、昨年の夏に長いこと連れ添ったMacBookが亡くなりました。その後クロゼットの奥に眠らせていた10年以上前のPentium Mマシンでなんとか毎日の生活(と言っても大げさなことをPCでやっているわけじゃないけれど)をごまかしてしておりましたが、さすがにこのご時世でPentium Mはつらい。

やっぱり最近のマシンを1台用意しなきゃ厳しい。とはいえ最近のMacはお値段高いしAppleのエコシステムに半強制的に乗せられるし、MacPOSIX互換機として使うなら最初からLinux使いたいし、だからといってWindows 10マシンを購入するのもなんとなく納得できない(このへんの考え方に大きな問題があるとは自覚しているつもり)。どうしようかなー、なんかいい方法ないかなー。

と就寝前に夜な夜なヤフオクを放浪しジャンクを眺める毎日を送っていたある日(放浪する先がヤフオクで眺めるのもジャンクということにさらに問題があるとは自覚しているつもり)ある写真に目を疑うのです。

ん?あれえ??この富士通製LifeBook、USキーボードじゃない??

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USキーボード。考えてみればパーソナルコンピュータの黎明期、海外からやって来たキーボードはまず間違いなくUSキーボードだったはずなのです。Compaqショック、DOS/Vショックを目の当たりにした自分としては(もうCompaqDOS/Vも死語だなあ)舶来物のUSキーボードに憧れを抱いていたと言っても過言では無いかもしれません。PC-9801とその互換機とは違うやたらとスッキリした101個しか無いキーボードは当時のワタシにはシンプルイズベストな姿に見えたのでしょう。やがてパーソナルコンピュータが市民権をジワジワと得始めるにつれて、舶来物のキーボードでも上に載るキーは15個くらい増え、日本語キーボードが「スタンダード」になってゆくのです。正直もう「英/数」キーって何だよ?なのです。さすがにもう慣れたけど。

個人的にその後中古のMachintoshでコマンドキーやパワーキーが載っているキーボードを経験し、Appleがビジネス的に瀕死の様相を隠し切れなくなった後、そのAppleMacBookに次々とUSキーボードを載せ始めたのです。国内でUSキーボードの価値が認められた瞬間だったのかもしれません。だがしかしUSキーボードだと高価になる。裏を返せば国内でUSキーボードを使うなんて贅沢ということか?いや、国内で生活しているのに外来モノのキーボードを使っているんだから関税くらい払えよなのか?キーが少ないんだから原価は安いんじゃない?いやいや、JISとUSの2種類ハードウェア用意して手間かけさせてるんだから人件費なのか?いやいやいや、実はOSで日本語対応させた上にUSキーボードのドライバまで作っているんだから単純に開発費なんだよ。そうか納得(ホントか?)

ま、USキーボードを使ったところで無駄の無い美しいプログラムコードを書けるわけじゃないからUSゆーえすってウザいなあとも自覚しているのです。ただコレは精神衛生上の問題みたいなもん。やっぱりキーボードはUSが美しいよなあ、って眺めてロクに仕事ができないダメ社員。そんなにUSが欲しけりゃ外付けしろよ!と言われてノートPCにUSBで外付けしたら標準搭載キーボードもドライバがUSになっちゃって記号が打てないー、なんてそう言えば学生の時にやってた。

そんなわけで一瞬でワタシの目を釘付けにしたオークションのLifeBook。出品の詳細内容を見てみると、起動不可、ストレージ無し、メモリ無し、部品取りにどうぞ!の売り言葉。なるほど、要は好きな人は好きな「ジャンク品」なわけで型番は「S760」。Google先生に型番を訪ねてみても日本語の検索結果がヒットしない。ということはUSキーボードということも踏まえるとおそらく国内メーカー製の海外向け製品。英語の情報からすると2012年頃に発売されたようで、国内では「SH760」「SH560」あたりが相当する模様。

そして何よりもこの商品がUSキーボードであることに一切触れられていない。ひょっとしてコレ写真間違えていない?国内5,000万人(推定)のUSキーボード愛好家に売ろうとする気配が全く無い。この写真が正しいとすればUSキーボードであるというこのPCの「個性」を全く認めていないのだ。この多様性を求められ始めている時代に何ということか。お前ちょっと変わっているけれど、推薦書にはその事は書いてやらないから安心しろよ、なんて言われたのだろうか?ということであれば履歴書に貼り付けられている証明写真からその個性を読み取ってやるしかない。

そしてGoogle先生が探してくれた情報によれば、CPUにCore i5を名乗ってはいるものの数字3ケタの520M。たとえCore i3でも型番4ケタ数字が当たり前のこのご時世、果たして自分が想定しているような働きをしてくれるのか?(Linux導入前提で)いやいやスペックで判断してはいけない。なによりもUSキーボードなのだ、個性を重視してやりたいのだ。

さて落札するか?というところでもちろん不安要素はあって、

  • 「起動不可」とはどのレベルで「起動不可」なのか不明。
  • BIOSまで起動してくれればまだ望みはあるけど記載なし。
  • OSは付属しないから当然Linuxを使うけどデバイスは認識するのか?

さてどうする?どうする俺??

ええい!ここで会ったが百年目!!

ぽちっ。

(その2)に続く、予定。